君の夜を食べてあげる


(By田島悠一郎

※ 下品&露骨


オレはつい最近、20歳になった。20歳ってーと成人式だったり、センキョケンだったり、酒だったりタバコだったり―一気に世界の幅が広まる、そんなイメージ。でも、実際そうでもなかった。20歳になってからまだほんの少ししか経ってねーけど分かる、オレ、昔とあんま変わってない。オレ、大人になっちまったんだなーってカンガイもゲンミツになくって、オレはオレのまーんま。だから、未成年会にだって参加してー!って言えたんだろーなァ。

平馬に祝ってもらった夜、一人自室でビデオを見た。ケータイやら、パソコンが主流の中でわざわざエロビよこすなんて平馬は結構意地の悪いやつだと思う。エロビはそりゃあ、好きだけど、オレが実家住まいだってこと知ってるくせによー。20歳のお祝いなだけあって、内容はスゲー濃かった。昔、三橋にエロビ貸しまくってた時とは全然ちげー、ホントどっから入手してくんだよこれ!っつーやつだった。勿論オレの部屋のゴミ箱はティッシュでいっぱいになった。


未成年会で色んなヤツにちゅーしたけど。オレってやっぱ頭下半身で出来てンのかなァ。あいつらの中にはまだ、初ちゅーだってまだのやつだっていたのに、迫ったりしてやっぱ野津の言うとおりケダモノなのかもしんねー。ヤギはおとなしく紙でも食っとけばよかったんだろーか。ちょっと反省をしてみたり。




(ま!終わっちまったもんはしょーがねーか!)


title:指先